キッズクラス 3歳~小学2年生
人格形成に最も重要な時期です。空手道を通じて基礎的な「心の教育」と「躾」を最重要目的としています。良い姿勢で相手の眼を見て「大きな声で挨拶」「大きな声で返事」などの基礎的な態度教育、「履物の整頓」「床掃除」などを一番徹底して教えます。次々に新しいものを吸収する最も脳が成長する時期でもありますので、「よく見て真似る」、「よく聞く」事を稽古では指導します。空手の形などは大人の数倍の早さで順番を覚えます。そして「できた!」という喜びを体感させ、「もっとやってみたい」という向上心を養います。このサイクルの中で自ずと集中力がついてきます。のびのびとした環境の中で、上級生に混じりながら学校や家庭とは違った上下関係を学び、正しい服装や道具の整理整頓など、次第に身の回りの事が自分でできるようになります。決められた稽古日には必ず空手衣に袖を通し道場に通う事により、一度決めた事を継続できる力を養いいます。
少年部 小学3年生から中学生
良い返事、挨拶、履物を揃えるなどの態度教育は継続して行います。そろそろ個人の体格差、また性格がはっきり分かれる時期です。黒帯を本格的に目指す子や、大会に出場して活躍したいといった子も出てきます。昇級審査会や大会などの行事を機会として「目標を立てて真面目に頑張る」事を教えます。見た目の体格差、体力差で何かと体を動かす「見た目の空手」、「帯の色」では差の出る時期ですが、その様な見た目の結果よりも「真面目に頑張る」事の大切さを教えます。現在空手道永深会で活躍している有段者の子たちはどうであったかといえば、小さな頃は大会に出場してもなかなか勝つ事がなく、ゆっくりと真面目に稽古を続けてきた子ばかりです。まずこの「差の出やすい時期」は「見た目の空手」にとらわれないよう保護者様に辛抱強く見守ってもらう事をお願いしています。特別クラスに編入する子も出始めますが、「勝てばいい」という自分の結果だけに価値を置かせず、「仲間に対する思いやり」、「家族への感謝の気持ち」、「物事を最後までやり切る我慢強さ」を繰り返し繰り返し教えます。4年生以上はコミュニケーション能力を高めるためと、書くことによる表現力、読解力を高めるために「日誌」を書かせます。中学生になる成長期に入り一気に体力がつきますが、心の不安定な反抗期にも入りますので、前記のように何事もやり切るため保護者の方の理解とご協力が最も大事な時期でもあります。